トマト栽培日記2022

2022.4.8 リタイアしたらやってみたかったことの一つであるトマト栽培。なぜトマトなのかというと、イタリア料理が好きだから。ニンニクとオリーブオイルの効いたパスタに自分の作ったトマトを入れて食べてみたい。ということで今日はトマトの苗木をネットで注文。赤木農園のサンマルツァーノ リゼルバという品種。料理用のミニトマトである。同時にホームセンターでプランターと培養土、鉢底石を購入。プランターは510型という深さ50㎝のもの。培養土は天然オーガニックガーデン14Lを二つで28L購入。

2022.5.11 トマト苗木到着!

到着した苗に水を吸わせる

2022.5.12 プランターに苗を植え付け 支柱は150㎝を2本立てた。今週末大雨の予報なのでビニールの雨よけも設置した。

プランターに雨よけを付けた

2022.6.11 植え付けから一か月、最初の花が咲く。

最初の花

20226.15 液体肥料について 窒素6:リン酸10:カリウム5の比率の野菜用液体肥料を500倍に希釈して投与。ハイポネックスのキャップ1杯で20mlなので、1ℓの水に対して2㎖の原液でよい。キャップ1/8杯の原液を入れる計算になる。

追肥の時期は トマトの実がピンポン玉くらいになったら、追肥をするとトマト栽培入門者用HPに記載がある。その後は2週間おきに追肥をするのだそうだ。こちらは初心者なもので、書いてある通りにする。

2022.6.19 このところ曇りや小雨のぐずついた天候が続いている。上から2番目の細い枝が茶色くなり元気がなく垂れさがっている。茎ごと除去する。葉に赤い点のような虫?ハダニか? 2匹発見したので除去した。

2022.6.21 最初の実が成り、膨らみはじめる。嬉しくなる。植え付けから1ヵ月と10日目である。 高さは66cmになっている。

最初の実

2022.6.30 葉裏に何かの昆虫の卵らしき白い粒を発見。ネットで調べるとヨトウガの卵と思われる。除去した。2回目の追肥を実施した。液体肥料2mlを1lに希釈して与えた。実の尻が黒ずんでいる。尻腐れ病と思われる。カルシウム不足が原因らしい。

ヨトウガの卵

2022.7.1  カルシウム入り固形肥料を小さじ1杯、根元から8cm離した場所に土と混ぜた。ヨトウガは夜中に産卵するらしく、朝に葉の裏を丹念に見ると何枚かの葉裏に卵が産み付けられている。毎朝すべての葉裏を点検することが必要である。

カルシウム入り固形肥料

2022.7.15 生長点の茎が細い。葉が小さく枚数も少ない。全体に勢いがない。これは肥料が足りない状態ではないかと考え、液体肥料を2ml 水1lに希釈して投与した。

茎が細い

2022.7.8 茎が上にひょろひょろ伸びて、枝と枝の間隔が空いている。カルシウム入り固形肥料小さじ1杯投与。

2022.7.10 高さ80㎝になった。害虫予防のカダンセーフを葉裏に噴霧する。カダンセーフとは食品成分由来の膜が病害虫を包んで退治。害虫は呼吸ができずに窒息死し、病原菌も栄養を得られず死滅するというフマキラー社製の殺虫剤である。固形肥料が効いてきたのか生長点の茎が太くなってきた。

2022.7.17 実が1つうっすら赤みを帯びてきた。

dav

2022.7.30 高さ94㎝。花が咲いても実がならない。

黄色い花が咲くが、実にならないdav

2022.8.9 花に実がつかない原因として、花が咲いたら柔らかい筆で花の中をなでてあげたり、
指で軽く弾くようにする人工受粉をする必要があるらしい。遅ればせながら綿棒でおしべをなでてめしべをなでてみたりしたが、効果は出なかった。ホルモン剤を利用するという方法もあるらしいので、ネットで検索して「トマトトーン」という植物ホルモン剤を使うことにした。トマトの花にかけると果実の着果や肥大を促進させてくれる。トマトトーンはトマト栽培の必需品ともいえるくらい重要な資材であり、トマト農家では必ずと言っていいほど使用されているものだそうだ。

左 トマトトーン 右 カダンセーフ

2022.8.10 トマトトーンスプレーが到着したので、花に1回のみ噴霧する。

2022.8.14 サンマルツァーノレゼルバ 初収穫4個。このトマトを使って浅利とイカをオリーブオイルで炒めた。自分で作ったトマトで料理をつくるのは人生初めてのこと。おいしかった。

20220814収穫
収穫したトマトで作ったあさりとイカの炒め物

2022.8.18 トマトトーン噴霧後、3か所ほど花に実が付きだした。

2022.8.31 現在の結実状況。18個であるがまだ青い。

9月6日いくつかの実が色づきはじめた

2022.9.6 ようやくいくつかの実が色付きはじめた。

5月12日にプランターに植え付けてから最初の花が咲くまでが約1か月、それから最初の実が成るのは6月21日で開花から10日を要している。収穫するのは8月14日であったから開花から3か月を要している。この3か月に花があまり咲かなかったのと、花が受粉しなかった点が収穫を遅らせたのではないかと考えている。本来トマトは6月頃から結実が始まり、7月、8月に収穫の最盛期を迎えるはずである。今年の夏は暑かった気がするので実際の気象統計データを調べてみた。

さいたま市6月の平均最高気温7月の平均最高気温
2022年27.6℃31.8℃
過去30年26.5℃30.5℃

6月は1.1℃、7月は1.3℃平年より高かった。トマトの結実が遅れた理由の一つとして考えられないだろうか?

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