映画

映画

13Days

 2000年に作製されたアメリカ映画でロジャー・ドナルドソン監督作品であり、第3次世界大戦そして核攻撃の応酬の一歩手前までいった1962年のキューバ危機の13日間を描いた映画である。  映画はB29が海上を飛行するシーンから始まる。...
映画

坂の上の雲と習志野

 NHKドラマ「坂の上の雲」は、2009年から3年間に渡って放送された連続ドラマである。 その最終回(第13回)、秋山真之が母の危篤の報を受けて駆け付ける場面を取り上げる。  日露戦争における日本海海戦は明治38年(1905)...
映画

ドライブマイカーと惑星ソラリス

 ドライブマイカーというタイトルの文章だが、濱口竜介監督の映画の話ではない。私が車を運転する話である。月に一度、自宅のさいたま市から千葉県へ実家の空き家管理に往復するのだが、そのドライブウェイでお気に入りの道路がある。東京外環自動車道の三...
映画

2001年宇宙の旅

青年であったボーマンが老人になって死の床についた時、ボーマンは一人の人間としではなく、人類の代表として画面に登場している。目の前に現れた黒い石板=神にひとさし指を伸ばす構図は、ミケランジェロの「アダムの創造」の構図を想起させる。
映画

ペリカン文書

 1993年作製のアメリカ映画。物語の構成はやや複雑だ。物語の前段として、実業家マティ-スが石油採掘のため自然保護地区の湿地帯の開発を推し進めていた。環境保護団体はマティースを告訴し裁判になっていた。そのマティースは現職大統領の支持者であ...
映画

松任谷由美

 1973年発表されたひこうき雲によって、松任谷由美(当時は荒井由実、以下ユーミン)はその才能の片りんを見せてデビューしたように記憶しているが、私がユーミンの楽曲に親しむようになったのは、アルバム「コバルトアワー」が発売されてまもなく経っ...
映画

ショーシャンクの空に

 原題は「The Shawshank Redemption ショーシャンクの贖罪」である。この題名ではなんのことか分からない。キリスト教圏では、贖罪とは神に対して人間が犯した罪が償われて、両者の敵対関係が和解されることを意味するようになっ...
映画

小津安二郎「秋刀魚の味」

 小津映画の中で「東京物語」を一番の傑作に挙げる人も多いが、私は「秋刀魚の味」が一番好きである。妻に先立たれた初老の会社重役の父親が婚期を迎えた娘を嫁に出すという小津作品に頻繁に描かれるストーリーである。 学生時代の同級生3人が行き...
映画

羊たちの沈黙

 トマス・ハリス原作のサイコミステリー映画の金字塔と呼ばれている映画である。私は原作を先に読んだので、映画全体の印象を原作と比べてみる。映画のストーリーは原作にほぼ忠実である。人物の造形もほぼ同じだが、猟奇的殺人者であると同時に精神科医で...
映画

隠し砦の三悪人

 黒澤明の映画で一番好きな作品だ。白黒映画である。もう6、7回ほど繰り返し観ただろうか。どこに魅了されたのか? 時は戦国、ストーリーは姫と金塊を護って敵国を通り抜け、味方の地に辿り着くという単純明快なものであること。次に物語を主として構成...
タイトルとURLをコピーしました